【鄭氏政権の貿易と陶磁器】 一考古学の観点から一
「バーチャルトリップ鄭成功一族が見た景色」
鄭一族は、1630 年代から50年間の日本・台湾東南アジアを結ぶ貿易の大半を握っていた。 陶磁貿易はその主要な一部で、唯一考古学資料として残っているものである。
今回は、インドネシアでの調査を中心にしながら台湾には12年間居住した「伊万里からアジアが見える」の著者が、江戸鎖国時代オランダを遥かに超える影響力を持ち台湾に鄭王朝を築き上げた鄭一族のアジアでの貿易の広がりを歴史景観や出土遺物の写真などを紹介しながら、鄭氏政権が果たした役割を考える。
日時 令和6年9月28日 (土) 14:00 開演
場所 平戸文化センター中ホール
入場 無料
講師 坂井 隆氏(国立台湾大学芸術史大学院前教授)
専攻 アジア海上交流史 東南アジア考古学
著書
インドネシアの王都出土の肥前陶磁
「伊万里」からアジアが見える
関連論文
「インドネシア出土の肥前陶磁:40 年の研究」 (2023年)
「補遺 : 安平壺をめぐる謎」 (2021年)
「長崎、 パンテンと安平を繋ぐ貿易網 (英文)」 (2019年)
「アジア陶磁貿易史での台湾の役割」 (2016年)
「肥前陶磁の輸出と鄭氏バンテン王国」 (1993年)
他
共催
中野地区まちづくり運営協議会
鄭成功生誕400周年記念事業実行委員会
鄭成功記念館
他