旧佐世保無線電信所(針尾送信所)施設

旧佐世保無線電信所(針尾送信所)施設
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庵久

国指定重要文化財
旧佐世保無線電信所(針尾送信所)施設
無線塔建設時の写真
無線塔内部
本施設は、旧日本海軍が大正7年(1918) ~11年(1922) にかけて建てた送信施設です。 日露戦争を契機として無線連絡体制の強化が必要となり、 総工費155万円 (現在の約250億円)、 無線塔1基あたり30万円(現在の50億円)を費やして建設されました。
 敷地内にある3基の無線塔は、いずれも鉄筋コンクリート製で高さ136m、基底部の直径は約12mの煙突のような構造となっています。

【見学のお知らせ】
●団体で見学を希望される場合は、
事前にご連絡をお願いします。
●見学時間:午前9時から午後4時まで
(年末年始を除く)
◆問合せ・見学申込先
針尾無線塔保存会
TEL・FAX (0956)58-2718

太平洋戦争の開戦を告げた 「ニイタカヤマノボレ1208」 を送信した施設として有名ですが、 そのことに関する史料はなく、送信したかどうかは不明です。
 1辺300mの正三角形に配置された無線塔の中心には、電信室とよばれる鉄筋コンクリート造の通信及び発電施設も建設されました。 半地下式一部2階建てで、床面積約380坪と広大な建物です。
 そのほか本施設内外には、油庫・貯水槽・見張所・門型電柱 港湾施設など当時の建物が残されています。
 近年の調査により、本施設が建設された歴史背景と共に土木技術や無線技術の面からも高く評価され、 日本の技術発展を象徴する近代化遺産として重要文化財に指定されました。

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お問い合わせ

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庵久 IORI HISASHI
鶴田 純久TSURUTA YOSHIHISA
住所:佐賀県西松浦郡有田町泉山1-28-23
電話番号:0955-43-2764
EMAIL:info@hisasih.com