オーストラリアの陶芸家「スティーブ・ハリソン」氏と「ジャニーン・キング」女氏をお招きしお話をして頂くよう企画しました。
現在では、陶芸家でも陶土はお店や陶土屋さんで買うものという習慣が定着し、自分で土を作るという意識が薄れてきていると感じています。
そんな中「スティーブ・ハリソンSteve Harrison」氏はオーストラリアの地で陶石を発見し土を作って磁器の作品を作るという、日本では四百年前「李参平」が泉山の陶石を発見し土を作って磁器が生産されたと言われています。まさしくオーストラリアの「李参平」のような活動で、ましてや自国の陶石に限らず、日本・韓国・中国・英国などに有る天然の陶石を研究され、その成果をまとめられ本を出版されたと聞きました。
また、今回日本に滞在されるきっかけは韓国において「国際陶磁器シンポジウムワークショップ」に招かれて、各国の陶石の研究をした功績を認められ講演されたとお聞きしました。
それでは是非とも日本に寄って頂き有田の周辺で陶磁器に関わっていらっしゃる皆様にお話をと考えた次第です。
また、「スティーブ・ハリソンSteve Harrison」氏の講演が済みまして、二階の座敷に抹茶を頂く場を設けまして、先に同じく唐津焼の陶芸家でお茶人でもある「ロバート・デイヴィズRobert Davies」氏にお点前を披露して頂き、「スティーブ・ハリソンSteve Harrison」氏・「マイク・マルティノMike Martino」氏・「ロバート・デイヴィズRobert Davies」氏それぞれの抹茶茶碗を好みで選んで頂き、その茶碗で薄茶(抹茶)を頂くという催しを設けました。